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CUDをモニタがシミュレート

障害者とコンピュータ
06 /02 2007
カラーユニバーサルデザインに関する記事をいくつか書きました。
【過去記事】カラーユニバーサルデザイン
【過去記事】CUDに適してるかどうかチェックする方法

高品質なモニタで有名なナナオが、モニタそのものに色弱者の見え方をシミュレートする製品を作ってます。
【参考記事】“色による情報格差”のない社会のために――CUDO/ナナオインタビュー[ITmedia]
ITmediaの記事で、開発者へのインタビューが掲載されています。記事途中にある「一般色覚/D型色覚比較サンプル動画」はカラーユニバーサルデザインの必要性を感じるのに十分です。おいしそうなハンバーガーもピザもあんな風に見えてるんですねぇ。
製品を作ったナナオのサイトにも開設ページがありましたので参考までにご紹介。
【参考記事】カラーユニバーサルデザインとは[ナナオ]
【参考記事】カラーユニバーサルデザインを実践するには[ナナオ]
カラーユニバーサルデザインが有効な事例というのもあって、幅広い分野で必要とされてるんだなって思いました。

ナナオが出してる製品は「FlexScan S2411W-U」と「FlexScan L797-U」の2つ。
色覚シミュレーションモニター FlexScan S2411W-U(24.1型)
色覚シミュレーションモニター FlexScan L797-U(19.0型)
色覚シミュレーションソフトウェアの「UniColor Pro」というアプリケーションをインストールして、変換ボタンを押すことによって表示を切り替える方式みたいです。アプリケーションがソフトウェアシミュレーションを行うのではなく、モニターに切り替え命令を送って、モニター自体が表示を変換するようです。アプリケーションはあくまでモニタに指令を送るためのもので、表示の変換はモニタが担当するというハードウェアシミュレート方式です。
ハードウェアシミュレートならどのOSでも大丈夫かと思ったんですが、アプリケーションの制約から、対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS v10.3.9以降とのこと。モニタに切り替えスイッチつけるとかじゃダメだったのかな?
あと、シミュレーション表示は「オリジナルモード」、「P型モード」、「D型モード」の3つです。

実作業をしているモニタで、すぐに切り替えが可能というのは計り知れないメリットだと感じます。
変換結果を見ながら区別しやすい色にすぐに修正できる。Illustratorとかだと、簡単に色変更ができるから、ダイレクトに試行錯誤可能です。
そして、前回紹介したVischeckでは不可能だった、映像のチェックもできちゃいます。

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ぴよ

マック用アプリケーションの体験記がメインなブログでした。
思いつくままに書いてますので、カテゴリーでたどっていっていただくと、いいかもです。
このブログの更新は、多忙という名の言い訳に負けて、メンテナンスモード中です。