スキャンファイルの利用@Data Rescue II
Data Rescue II
保存しておけば、再度スキャンする手間を省くことができます。たくさんの時間をかけて出したスキャン結果であればあるほど、保存しておくメリットは大きくなります。
例えば、物理的に損傷を受けたハードディスクの場合、無事にスキャンが終わったら、データを取り出すよりもスキャン結果を先に保存しておくことをオススメします。
万が一、Data Rescue II がフリーズしてしまっても、再度スキャンをする必要がなくなるからです。また、一度、データの復旧を始めてしまうと、途中でキャンセルするのにものすごく時間がかかったりすることもあります。物理的に損傷を受けてる箇所から頑張って復旧させようとするときに起こりがちなんですが、そういった場合でもファイルさえ保存しておけば、Data Rescue II を強制的に終了させてしまっても再スキャンは不要です。
そんな、保存したスキャン結果ファイルを利用する方法を検証してみました。
「スキャンファイル」という方法です。

キャプチャより引用します。
スキャンファイルの利用
ドライブやボリュームのスキャン後、そのスキャン結果をファイルに保存しておくことができます。そうすれば、Data Rescueをリスタートしスキャン済みドライブやボリュームから他のファイルを復旧することが可能になり、スキャンプロセス全体の繰り返しを避けることができます。このような保存されたスキャンファイルがあり、それを利用したいときは、このオプションを選び、当初スキャンしたドライブまたはボリュームを選択してから、「スキャン開始」をクリックします。スキャンファイルの入力を求められたら、その保存場所にナビゲートしてそのファイルを選択してください。
スキャンファイルの保存は、スキャン完了後「ファイル」メニューの「スキャンファイルの保存...」を選択します。

保存場所と、ファイル名をきいてきます。

名前にはハードディスク名が自動で入力されます。
保存が完了すると、「.scd」という拡張子を持ったファイルが保存されます。

白紙ファイルですが、ファイル情報を見るとちゃんと「Data Rescue Scan File」と認識されているようです。
以上で、ファイルの保存は完了です。
実際にそのファイルを使用してみました。
検証はエキスパートモードで行いました。
スキャン時に必要な一時的なスペース、「テンポラリーストレージ」を決めます。

復旧対象以外のハードディスクを選択する必要があります。
次に、保存した「.scd」ファイルを指定します。

このファイル、結構容量大きいです。検証でのファイルは190MBもありました。中身を見ようとエディタで開こうと頑張ったんですが、待ちきれずに途中キャンセルしちゃいました…。
ファイルの読み込みが始まります。

この後、いろいろな処理が続きます。通常のスキャン後の処理と同じようなことをやってました。
処理は1分程度で完了。
無事に完了すると、復旧画面に進みます。

こんな感じ。
時間のかかるフルスキャン後に、スキャンファイルを保存しておくことは必須な感じがします。
ハードディスクに変更を加えない限りは何度でも使用可能だし、いろんな意味での保険的に保存しておくことをオススメします。
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