分析@Data Rescue II
Data Rescue II
1つは「分析」。
もう1つは「クローン」。
今回、「分析」を検証してみました。
Data Rescue II ならではの機能というか、役に立つような、たたないような、そんな感じの機能です。
ハードディスクにアクセスして、物理的に損傷が起きていないかどうかをチェックするものです。
あくまでチェックのみなのは、重要なポイントです。
チェック方法としてはハードディスク全体の読み取り時間を計測。
それをグラフ化してくれます。そのグラフが平均的であれば損傷の可能性は低く、部分的に突出しているようであれば、損傷の可能性は高くなります。
エキスパートモードに切り替えて「分析」を選択します。

キャプチャより引用します。
分析パネル
このパネルは、Data Rescueが選択したドライブやボリュームの状態を大まかに把握することを目的とし、Data Rescueによるデータブロック全体の読取り所要時間をサンプリングして、分析するときに使います。
注: ドライブの分析は任意で、ファイルのスキャンや復旧時に必要なものではありません。
ドライブにハードウエア障害の疑いがある場合、この機能を利用すると読取り障害の概要を把握することができます。詳細については、このパネルの?ボタンをクリックするか、ヘルプメニューからユーザーマニュアルを開いてください。
この分析機能の分析度を選択することが可能になってます。

「クイック分析」「標準分析」「詳細分析」の3つから選択できます。
分析機能のチェックはある間隔を開けながら、その最初の2MBを読み取ります。その読み取る間隔の幅の違いが分析度の違いになります。
「クイック分析」では128MB毎にチェック。
「標準分析」では64MB毎に。
「詳細分析」では8MB毎にチェックを行います。
この値はデフォルトで、環境設定で変更可能です。
分析度を決めて、分析したいハードディスクを選択して、「分析開始」ボタンを押すと始まります。

「クイック分析」で検証してみました。
後は待つだけ…。
分析が完了するとグラフが表示されます。

縦軸は「読み取り時間(msec)」。
横軸は「メディアアドレス(GB)」。
上のキャプチャだとかなりばらつきがあるように見えます。
チェック後、最初に表示されるグラフは、縦軸の最大値が読み取りにかかった最長時間、最小値が最短時間になっているため、そう見えます。
この縦軸の値は変更可能です。

「0-50 msec」「0-100 msec」「0-200 msec」「0-500 msec」「0-1000 msec」「0-2000 msec」「0-5000 msec」の指定が可能です。
試しに、「0-200 msec」に変更してみました。

値を変更するとそんなにばらつきがないことが分かります。
赤い線は、ここを超えたら怪しいかも…な線です。超えたからといって損傷しているかというとそうではないので、あくまで目安的なものです。
たまたまかもしれないし、たまたま負荷がかかっただけかもしれないし、気まぐれかもしれないし。
さらに縦軸の値を「0-2000 msec」に変更してみました。

縦軸の最大値が2000msecなのは理由があります。
読み取り時間が2000msec…つまり2秒以上かかった場合、その領域はあきらめて次の領域へ移っていくからです。
損傷を起こしている場合は、明らかに突出したグラフになるようです。一度の検証では正確ではないので、何度かやってみて同じ箇所に突出が見受けられる場合は、損傷の可能性が高いといえるかもしれません。
幸いなことに、今回の検証では損傷の可能性は見あたりませんでしたが、検証という意味ではちょっと残念な結果な気がしたり、しなかったり…。
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2007-10-10 00:46 タイムブログランキング URL 編集