クイックスキャン@Data Rescue II
Data Rescue II
クイックスキャンはカタログスキャンというカタログ情報を参照する方法でファイルを検索します。
必要なデータがカタログ上に正しく保存されていれば復旧可能です。
カタログ情報って何?って話なんですが、ディレクトリデータとも呼ばれたりします。それは、ディスクに保存されているすべてのファイルの位置や、容量、種類などを記録してる大事なデータ。
ファイルにアクセスするときに参照されるので、この情報が狂ってしまうとファイルにアクセスできなったりします。
クイックスキャンでは、その情報を参照するので、カタログ情報が壊れてると復旧は難しくなります。
空にしてしまったごみ箱内のファイルなどは、カタログ上から消去されてるのでクイックスキャンによる復旧はできません。
ということで、実際にやってみます。エキスパートモードで行いました。
クイックスキャンを選択します。

(クイックスキャン データを復旧する場合、まずクイックスキャンを試して下さい。Data Rescueがこれでファイルを発見できれば、最も効率のよい方法となります。クイックスキャンはフルスキャンほど時間がかかりません。その結果を受けてほかの方法を実行してください。クイックスキャンの所要時間は、通常わずか数分ですが、ドライブにハードウエア障害がると、大幅に増えることがあります。)
スキャンするドライブを選択します。

通常選択するのはボリューム(上のキャプチャでは「PIYO HD4」「PIYO HD5」)です。パーティションを2つ作ってます。
ドライブ(上のキャプチャでは「ST325082 3ACE Media」)を選択してクイックスキャンを行うとメッセージが表示されます。

(マルチ(複数)ボリュームでのクイックスキャンは推奨しません。ボリュームはひとつずつスキャンしてください。)
欲張らず、一つずつやった方がいいよってことみたいです。ただ、できないわけではなさそうで「実行」ボタンを押せば始まります。
ということで、推奨されている方法に従って、ボリューム1つを選択して行いました。スキャン開始ボタンを押します。

クイックスキャンがはじまります。
カタログ情報にアクセスしてファイルを検索しています。
これが終わると後処理が始まります。何をやってるか詳細はワカリマセンが、いろんな処理を頑張ってたようなので、キャプチャしてみました。

(スキャンデータを通し、イニシャルパス)
↓

(ノードIDでキーを並べ替えています、パス1)
↓

(重複ノードを削除中)
↓

(重複ノードIDの番号を付け替え中)
↓

(孤児ノードを探しています)
↓

(親ノードIDと名前でキーを並べ替えています、パス0)
↓

(親インデックスを追加中、pass 0)
↓

(スキャンサマリーを取得中)
これらの後処理はすすすーっといった感じで進んでいきます。
完了すると、復旧可能なファイル一覧が表示されます。

ルートフォルダとなっている「PIYO HD4」にチェックを入れれば、全部のデータが復旧の対象となります。
必要なファイルの場所が分かっている場合は、そこにアクセスして、チェックを入れれば復旧できます。
また、検索も可能になってます。

「adobe air」で検索してみました。
結果が一覧表示されます。ファイルを選択すると、それがある場所を下段に表示してくれます。
チェックをつければ復旧可能です。
クイックスキャンだけあって復旧ファイルの検索時間はあっという間です。
とりあえず、クイックスキャンから…というのも、検索時間が短いため、これで復旧できれば効率はかなり高いです。
クイックスキャンでダメだったらフルスキャンによる復旧になります。
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