Illustrator CS3とDevice Centralの連携
Adobe CS3
【過去記事】Device Centralってなに?
前の記事で、Device Centralで設定した画像サイズのファイルを、Illustrator CS3で自動で作成してくれるところまでは分かりました。
こんな感じで、トリムエリア付きのファイルができます。

ファイルができたんだけど、これじゃDevice Central→Illustratorへの一方通行な連携って感じです。きっと、Illustrator→Device Central方向もあるはずだと信じながら、サンプル作ってみました。
サンプルです。

緑の枠からはみだして、トリムエリアの外トンボまで描画してしまうあたり、昔の癖が残ってます…。
サンプルができたので、Device Centralへデータを持って行く方法を探ること数分…。最初は、「Device Central...」を選べばいいはず、とか思ってたんですけど、それは落とし穴でした。
Device Centralへ持って行く方法は、「Web およびデバイス用に保存...」でした。

「Web およびデバイス用に保存...」を選択します。そういえば、Illustrator CS2では「Web用に保存...」という項目だったので、名称も変わってますね。
携帯に適したコンテンツになるように画像形式などを選択します。

ウインドウの右下に「Adobe Device Central...」というボタンがあります。このボタンを押すと、Device Centralへデータが送られます。
無事にデータが届きました。

前回、デバイスとして選択していたN901icでどのように映るかがプレビューされてる状態です。機種を変更すれば、選択した機種でどのように見えるかを、すぐにみることができます。
ウインドウ右側にパレットがあります。ここで、設定の変更や、ある条件下でどう見えるかの確認をすることができます。
たとえば、バックライトを50%に落としたとき。

「反射」の項目の中から「室内」を選択したとき。

なにか写り込んでます。
「反射」から「屋外」を選択したとき。

雲が映り込んでます。
「反射」から「日射」を選択したとき。

と、こんな感じで簡易的ではありますが、どういった感じに見えるのかをプレビューしてくれます。
他にも「ガンマ」や…

-50%にしてみました。
「コントラスト」。

-50%にしてみました。
「拡大・縮小率」。

121%拡大してみました。
それから、携帯自体を含めたプレビュー画像の大きさ変更もできます。

全体が見渡せるように縮小してみました。
回転もできます。

無意味に回してみました。
「分割表示を切り替える」というボタンを押すと、となりに携帯の画像が出てきます。

この新たに出てきた携帯は、マウスでボタンを押すことができます。たぶんなんですが、Flashファイルなんかだと、ボタンを押したときにどんな風な挙動をするかの確認ができちゃうんじゃないかと……思います。
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