ライブカラー@Illustrator CS3
Adobe CS3
こないだの検証の際に、わけもわからず押してしまったボタンが、ライブカラーという新機能を呼び出してしまいました。
そういう機能が搭載されてたことは知ってました。無視してしまおうかとも思いましたが、せっかく出てきたんだから、いぢってみよう…としばらく格闘。……が、なんだかよくわからない、というか1つのウインドウにいろんな機能が凝縮されすぎていて、まとめきれませんでした。さすがに、そんなに長時間、デモ機をさわり続けるわけにもいかないという理由もありましたが…。
さわってて分かった範囲で「ライブカラー」について書いてみたいと思います。
【過去記事】ダブルクリックして編集@Illustrator CS3
上の過去記事で一通り機能を試した後、思わず押してしまったボタン…。

それが、この「オブジェクトを再配色」。
このボタンは何かオブジェクトを選択していないと押せないようで、そのときに選択していたオブジェクトがコレ。

前回の検証で使った適当サンプルオブジェクトです。
そのボタンを押すとこんなウインドウが出てきました。

なんだこれ?…というのが初めて見たときの感想。正直、めんどくさそうな気配がしたので、思わずキャンセルボタンを押したくなりました…。
ちょっと拡大して表示してみます。

「編集」と「指定」というタブがあります。上の画像は「指定」を選択しているときの表示です。「指定」では、色をどのように変更するかというのを決めることができます。
「現在のカラー」→「新規」となってます。「現在のカラー」は選択されているオブジェクトの色です。「新規」は「現在のカラー」の変更後の色になります。「新規」のカラーを変更すると、オブジェクトの色もリアルタイムで変化していきます。ここまでは、なんとなく理解できます。
ちょっと驚いたのがこの機能。

「現在のカラー」はドラッグアンドドロップできるようになってます。
試しに、下のシアンの所に移動してみます。

すると、緑がシアンになりました。「現在のカラー」には緑とシアンが横に並んでいます。そして、その右にある「新規」の色がシアンになっているので、緑がシアンになったというわけです。よく考えられているというか、初搭載の機能のわりには、完成度が高いと感じた機能の一つです。
「編集」タブに切り替えてみます。

カラーホイールが表示されます。緑、シアン、赤、黒(…とはちょっと違う色合いになってるけど)がカラーホイール上にあるのが分かります。それぞれの色をドラッグして変更可能です。
試しに色を変えてみました。

これもリアルタイムで色が変化します。逆にリアルタイムでプレビューしたくない場合は、ウインドウ一番下にある「再配色プレビュー」のチェックを外します。
カラーホイールだけではなく、別のカラー表示の方法もあります。カラーホイールの左下に3つボタンがあって、一番左から「スムーズカラーホイールを表示」「色相分割カラーホイールを表示」「カラーバーを表示」となっています。
例えば、「色相分割カラーホイールを表示」ならこんな感じ。

そして「カラーバーを表示」を選択するとこんな感じです。

この「カラーバーを表示」の場合、右下にあるボタンが今までとちょっと違います。右下にある3つのボタンのうち、一番左が色の並びをランダムに入れ替えるボタン。真ん中のボタンは、明るさや彩度を変化させるためのボタンです。
このライブカラーのウインドウの中にはいろんな機能がいっぱい詰まっています。ハーモニールールに基づいて色を作成したり、作成したカラーを登録したり、カラーホイールに表示される色を制限したり…。ちょっとさわった程度じゃ全体が見えなかったです。