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携帯万能17に使用している携帯を設定する

その他アプリケーション
05 /30 2007
携帯万能17アイコン前回、携帯万能17のインストール方法を紹介しました。
【過去記事】携帯万能17をインストール

今回は、インストールが完了して起動した後に一番最初に行うであろう、携帯の登録についてです。携帯の登録というのは、使ってる携帯の機種が何であるかを携帯万能に教えてあげる操作になります。


インストールが完了して起動するとこんな画面が出ます。
携帯万能17初回接続
ウインドウ左上に「機種設定」ボタンがあります。
左側には機能アイコンが並んでいて、それぞれのアイコンをクリックすることで携帯のデータを見ることができるようになっています。その右側に各アイコンの機能の詳細説明があります。
そして左下に「機種設定なし」と表示されています。
まだ、携帯を一度も接続したことのない状態でのウインドウです。

専用ケーブルを介して携帯とパソコンを接続します。
携帯万能17初回接続
『機種設定がされていません。データ通信を行う前に、携帯電話の機種を設定してください。』
接続した携帯の機種を設定してくれ、というメッセージが表示されます。
「機種設定を行う」のボタンを押すと、機種設定ウインドウが開きます。
携帯万能17初回接続
多くの場合が自動認識できるんじゃないかと思います。「実行」ボタンを押すだけで、認識してくれます。持ってる携帯は自動で認識してくれました。いやいや、賢いです。
正しく認識できたら、携帯万能の各機能にアクセスできるようになります。


認識以後の起動画面はこんな感じに変わります。
携帯万能17初回接続
画面上部のボタンも増えます。機能詳細の説明がなくなり、携帯万能のアップデート情報や、関連商品を購入できるページが現れます。
ウインドウ左下には認識できた携帯の型番が表示されています。

なお、使用しているバージョンより新しいバージョンがあった場合、アップデートするかどうかのウインドウが開きます。
携帯万能17初回接続
『新しいバージョンのアップデータが公開されています。「OK」ボタンをクリックすると、ダウンロードを開始します。今すぐダウンロードし、インストールしますか?』
「OK」ボタンを押すと、Safari(というかデフォルトブラウザ)が起動してダウンロードページに自動アクセスして、ダウンロード開始します。ダウンロードが完了すると、ディスクイメージがマウントされウインドウが開きます。
そのウインドウは前回紹介した記事のものと同じで、「KeitaiBannnou.mpkg」をダブルクリックしてインストールを行います。
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麦刈り

ピヨりな日々
05 /30 2007
近くで麦刈りやってました。
収穫間近の麦の穂は、い~感じに色づいて、風にそよそよゆれて、涼やかな音を届けてくれます。
麦刈り
一面の麦畑。一面すぎ……。

この麦刈りがはじまると、そのおこぼれに預かろうと鳥たちがやってきます。
機械で刈り取っていった後の、こぼれた実をねらってるんだろうと思います。

こんな鳥とか。
麦刈り


こんな鳥まで。
麦刈り
麦刈りの時だけでなく稲刈りの時にもやってくるんです。上の写真の鳥は稲刈りの時は、子連れでやってきます。これがまたいい光景なんです。子どもかわいいです。
コンバイン(稲刈り機)がザクザク刈ってくのを怖がる風もなく、実を食べてるのが印象的な光景です。

麦刈りが終わると、耕され、水をはり、稲が植えられます。
そうしたら梅雨がやってきます。

趣味の園芸@2007.05.30

趣味の園芸
05 /30 2007
今日も朝から草むしり。
ちょうどいい感じの曇り日よりで、3時間ぐらい頑張りました。
それにしても、テントウムシの多さにびっくり。ネギに発生してる、アブラムシねらい?
ネギはねぎ坊主が立派な種になってるし、アブラムシいるしで、全部根元から切りました。ただ、全部切ってしまうとテントウムシも困るかな、と思ったので2株残しました。アブラムシ、た~んとお食べ。
趣味の園芸@2007.05.30
お食事の模様。

で、このテントウムシ、時々、こいつら地球外生物かもって思ったりします。半円という珍しい形だし、赤字に黒の星ですよ。怪しすぎます。背中の七つの星は、前住んでた所から見えてた星の記憶なんです、きっと。いつか故郷に帰れる日を願いながら、今日もアブラムシをむしゃむしゃ…。


さて、そんなことよりトマトです。
趣味の園芸@2007.05.30
実ってます。今のところ実の重みで傾いてる様子もないので支柱は立ててません。

鷹の爪。
趣味の園芸@2007.05.30
写真にうまく写ってませんが、花が咲いてます。

シソ。
趣味の園芸@2007.05.30
上より横に広がり中。メタボリックな感じで育ってます。葉っぱが重そうです。

トウモロコシ。
趣味の園芸@2007.05.30
一カ所に3粒ほど種を蒔いてました。発芽率がよかったようで、一番育ってるのを一本残しました。

イタリアンパセリ。
趣味の園芸@2007.05.30
群れてます群れてます。
そして…、
趣味の園芸@2007.05.30
花も咲こうとしてます。普通のパセリとそっくりなんですね、花も。

プランターのミックスレタス。
趣味の園芸@2007.05.30
昨日食べました。おいしかったです。写真に写ってるもののどれかが、今度私の胃袋に入る予定のものになります。

今日は頑張ったおかげで、畑がずいぶん畑らしくなりました。表面の土が硬くなってたので軽くほぐして、畝の形も整えました。おいしく育ってくれるといいな。

一応、カテゴリーリンク張っておきます。
【カテゴリー】趣味の園芸

Master Money for Macで予算設定

Master Money for Mac
05 /30 2007
MasterMoneyアプリアイコンMaster Moneyでおこづかい記録を残すようになって、5ヵ月目突入です。
コンビニでの買い物でもレシートをもらう癖がつき、レシートを発行してくれない駅の売店で買ったものもしっかり覚えるようになりました。
最初は、使いすぎなどの反省材料になるかな、と思ってたんですが、思った以上に自分が反省しないことに気づきました。ふ~ん、今月はここにこんだけ使ったんだ、とちょっと他人事気味。使うときは使うし、使わないときは使わないし、こんな感じかなぁ、なんて思ったりしてます。

さて、マスターマネーには「予算」という項目があります。
MasterMoney予算
ウインドウ左上に「予算」のボタンがあります。
作成したカテゴリーに、月ごとにいくら使うか予算を決めることができます。予算はあくまで目標であって、多く使いすぎたからといってしかられるわけでもないし、ちょっとしか使ってないから、来月に回せるというものではないです。割り当てた予算のどのぐらいのパーセンテージを使用したかが分かるようになってます。

例えば、下の画像は「予算」を設定する前の項目です。
MasterMoney予算


ここに予算を割り当てます。例として「飲み物」カテゴリーに月当たり4,000円の予算を設定してみます。
MasterMoney予算
このように一番上には予算。真ん中の数字が使った実績。一番下が予算に対してどのぐらいの割合か、というのが表示されるようになります。

5ヵ月目に入り、どのカテゴリーにどのぐらい使うかの、おおよその金額が見えるようになってきたので、予算を割り当てて努力目標にするのもいいかな。そうしたら、使いすぎた…とか反省するかな?オレ……。


Master Money for Mac ~Universal アプリケーション~Master Money for Mac ~Universal アプリケーション~
(2006/02/08)
Macintosh

商品詳細を見る

携帯万能17をインストール

その他アプリケーション
05 /28 2007
携帯万能17アイコン実は、持ってるパッケージは携帯万能16だったりします。ver.17のパッケージ版は持ってないんですが、いつだったか無償バージョンアップのメールが来て、ダウンロードしたものを持ってます。
ユニバーサルなver.17のおかげでIntel Macでも安心して使うことができるようになりました。
メジャーアップデート以外にも、新機種対応の細かいバージョンアップが頻繁に行われているのが特徴です。

インストールはいたって簡単。
携帯万能17インストール
ダウンロードしたファイルをマウントしたところ。
KeitaiBannou.mpkgをダブルクリックします。

携帯万能17インストール
「続ける」をクリック。

携帯万能17インストール
お約束のシリアルを入力します。

携帯万能17インストール
インストール先を指定します。

携帯万能17インストール
インストールされるファイルはこれ。

『携帯万能モデム機能拡張』はハードディスク直下の「ライブラリ/Modem Script/」の中に「AMIJ DSCDMA Modem」「AMIJMDMC」「AMIJMDMP」というファイルをインストールする模様。
『Amij Driver 2.0』はハードディスク直下の「システム/ライブラリ/Extensions/」
に「AMIJDSCDMADriver.kext」「AMIJUSBC.kext」「AMIJUSBCDCACMData.kext」「AMIJUSBP.kext」「AMIJUSBSERDriver.kext」などをインストールします。
『SpotlightMetadataImporter』は、10.4のスポットライト検索に対応するためのファイルかと思われます。ハードディスク直下の「ライブラリ/Spotlight/」に「DpMacMetadataImporter.mdimporter」というファイルをインストールします。

「インストール」ボタンを押します。

携帯万能17インストール
認証します。

携帯万能17インストール
インストール開始。

携帯万能17インストール
再起動すれば、インストール完了です。

携帯万能ってこんな感じ

その他アプリケーション
05 /28 2007
携帯万能17アイコンこれさえあればパソコンいらないくらいの性能を備えつつある携帯。
大事なデータいっぱい入ってるわりには、結構雑に扱われてる気もします。
携帯するだけに、落としたり、ぶつけたりは当たり前。どっかに置きっぱなしにしちゃうとか、洗濯しちゃうとか。
そんな不慮の事故で全てのデータが失われることもあるわけです。

データのバックアップだけではなく、データをパソコン上で編集したり、管理したりすることもできるソフトが『携帯万能』です。

【参考リンク】TriStar 携帯万能17

こんな感じのソフトです。
●携帯の中のデータをパソコン上へバックアップ。
●パソコン上でのデータ編集。
●メール、ブックマーク、スケジュール、写真、動画データの管理。
●OS Xのシンクサービスに対応。
●インテルマックにも対応。
●付属のケーブルの種類によってパッケージや値段が異なるんだけどアプリ自体は共通。
●マック、ウィンドウズハイブリッドなんだけど、マック版はかなり機能削られてる。
というのが特徴です。

購入前に気をつけたいのは、
●使ってる携帯が対応しているかどうか。
●自分が必要としている機能が実現できるかどうか。
といったところ。

こんな方におすすめです。
●携帯のデータをバックアップして万が一に備えたい人。
●携帯の買い換えを検討している人。今持ってる携帯のデータを、新しく購入した携帯へ転送できます。
●Entourageやアドレスブックで管理している内容と、携帯のデータを統一したい人。
●携帯でチマチマ入力したくない人。
●パソコンでも携帯の充電をしたい人。

MT Log Reader 0.1.0

MT Log Reader
05 /27 2007
アプリケーションアイコンおもしろそうなアプリ見つけました。

MT Log Reader 0.1.0 公開

にて公開されているMT Log Readerというソフト。
ブログでとったバックアップファイルから、記事を閲覧できるというソフトです。
FC2ブログだと、管理者ページ左側の「ツール」のところからバックアップとれます。
MT Log Reader 0.1.0
ここの「データのバックアップ」のところから。

バックアップは時々とってるんですが、もっと他に活用方法あったらいいのになぁ、なんて思ってました。バックアップといっても、ただのテキストファイルで、ありがたみも重みもない感じだったので。
でも、このアプリを使えば、自分の残した足跡を見ることができます。過去の思い出に浸るのにはもってこいのツールです。
MT Log Reader 0.1.0
※クリックすると拡大表示

ver 0.1.0ということもあり、今後が楽しみなソフトです。
試したところ、一度目はカテゴリーのみが表示されるだけでした。カテゴリーを選んでも記事一覧は表示されず。
一度終了させて、もっかい起動したら、記事一覧がでるように。そこで、記事をクリック。読み込みが開始されますが、表示されず。
そこで、終了させて、もっかい起動させると、先程表示されなかった記事が表示されるようになりました。

ブラウザとは違う、読むことに特化したシンプルなアプリです。感じとしてはメールを読む感覚に近いかな。今後に期待です。

パソコンに何かを教えてもらう瞬間

ATOK
05 /26 2007
「ふいんき」って入力して、
「あれ? 変換しない……。パソコンってこんな言葉も知らないんだ。」
という話をよく聞きます。
つい最近、ずっと間違って覚えていた言葉があったのに気づきました。


「ぼうびろく」じゃなくて、「びぼうろく」だったんだっ!


備忘録(びぼうろく)のことを、ずっと忘備録(ぼうびろく)だと思ってました。
今までずっと……。何十年も……。
コンピュータの物知り具合ってすごいと思います。
上の「ふいんき」の話は自分の知識に対する謙虚さに欠けてる事例ですが、自分に関してはうまく変換できないと自分を疑います。
ちなみにATOKだと、「ふいんき」で変換しようとすると『《「ふんいき」の誤り》』と教えてくれます。「ぼうびろく」はさすがに教えてくれませんでしたが…。

Pro ToolsとMac OS X 10.4.9

その他アプリケーション
05 /22 2007
10.4.9にアップデートすると、Pro Toolsが起動しなくなるというトラブルがあります。

【参考リンク】digidesignテクニカル・サポートページ

上記サイトにそのトラブルが発生することと、対処方法が記載されています。
10.4.9のcomboアップデートをダウンロードして適用すれば大丈夫、かもしれないということです。

ダウンロードはこちらから。
Mac OS X 10.4.9 Combo Update (Intel)
Mac OS X 10.4.9 Combo Update (PPC)

で、これをやってしまうと別のトラブルが起きることがあって、Windowsネットワークに接続できなくなることがあります。WindowsからMacへは接続可能なんだけど、MacからWindowsに接続できなくなるというトラブルです。

10.4.9アップデートの後に、Security Update 2007-004 v1.1でアップデート。その後に、10.4.9comboでアップデートすると、そのトラブルが発生するらしいです。
解決策としてはSecurity Update 2007-004 v1.1をもう一度行うこと。

ダウンロードはこちらから。
Security Update 2007-004 v1.1 (Universal)
Security Update 2007-004 v1.1 (PPC)

空箱プレゼント

Adobe CS3
05 /22 2007
Adobe CS3
Adobe CS3のパッケージがいろいろあって大変なわけなんですが、どうせなら新しいMacと同時購入しちゃいましょう、というキャンペーンをやってます。上のバナーリンクはアフィリエイトなんですけど、購入ガイドなんかあるので必要な一品をみつけやすくなってます。
あと、期間中に対象商品を予約注文するとプレミアム特典もらえるみたい。

Design Premium / Web Premium ご注文のお客様
-安心の有償サポート「シルバーサポート」お一人様サポート30日有効バージョン*
* ご利用方法を明記したカードは商品に添付。
* 最初のお問い合わせより30日間有効、回数制限なしです。
* 7月31日(火)までに最初のお問い合わせをいただく必要があります。



Master Collection ご注文のお客様
-安心の有償サポート「シルバーサポート」お一人様サポート60日有効バージョン*
-単体製品を含むCS3製品17製品の空箱(注意:ご希望のお客様のみ)**
* ご利用方法を明記したカードは商品に添付。
* 最初のお問い合わせより60日間有効、回数制限無しです。
* 8月31日(金)までに最初のお問い合わせをいただく必要があります。
** ご希望のお客様のお申し込み方法は、商品に添付するカードに記載いたします。
** 全て製品版の空箱です。Platformはご予約製品に合わせます。



空箱ですよ、空箱。17個もの空箱。すごくおもしろいと思うけど、実際来たら置く場所に困りそう…。Master Collectionなわけだから、並べて飾って所有欲満たすのにはいいですな。

趣味の園芸@2007.05.22

趣味の園芸
05 /22 2007
今日も朝から草むしり。
でも、暑くて30分くらいでダウン…。

暖かい日が続いていたせいか、畑の野菜もぐんぐん伸びてます。
2、3日見ないと、そりゃもうびっくりするぐらい伸びてます。
一番びっくりするのは雑草の方なんだけど…。

2007.05.22
トマトです。とうとう実り始めました。背丈がちっちゃいのに大丈夫かなぁ。

2007.05.22
パセリはすごい勢いで伸びてます。横より縦にぐんぐんなんですが、徒長気味というか、花咲かせようと上方向に頑張ってるみたい。そういうの摘み取ってますが、次々と伸びてきます。

2007.05.22
とうもろこしも生長してます。日の当たり具合によって成長速度がかなり違ってるのがおもしろいです。さすがC4植物。

2007.05.22
これはプランターに植えてるレタス。ミックスレタスという種を買ってきて、ぱらぱら蒔きました。

2007.05.22
テントウムシの赤ちゃんがイタリアンパセリのことにいました。

一応、カテゴリーリンク張っておきます。
【カテゴリー】趣味の園芸

ATOKと角川類語新辞典

ATOK
05 /22 2007
ATOK2006辞書アイコンATOKには追加辞書がいくつかありまして、ずっと気になってた辞書に「角川類語新辞典」っていうのがあります。その名の通り類語辞典です。ある言葉から似た言葉、別の表現を変換候補として挙げてくれます。難しい言葉を簡単なものに置き換えたり、簡単な言葉を難解な表現に換えてしまったりすることができるようになります。

文章全体を素敵なものに変化させるわけではないので、文章力がないと力を発揮しないんですが…。それでも、言葉が思いつかないときなどにはものすごく便利です。

それでは早速インストール…と思いきや、インストーラーってないんですね。CDに収録されていたのは以下の4つのファイル。
ATOK 類語辞典
しかも容量小さい! 全部合わせても13.2MB。辞書っていうからもっと容量あるのかと思ったら、意外に小さくてびっくりでした。
肝心の辞書ファイルがおかしなアイコンになってますが、気にしなくて大丈夫。

インストールは「ATOK17環境設定」の「入力・変換」タブの中にある、連想変換を選択。そのウインドウに「角川類語新辞典」というファイルをドラッグ&ドロップでした。
ATOK 類語辞典
シリアル入力不要の手軽さはジャストシステムならでは。いいのかなぁとか思うんですけど、いいんでしょうねぇ。

さっそくチェック。
ATOK 類語辞典
出ました出ました。「《角川類語新辞典》」っていう表記がなによりの証拠。ちゃんと出ました。
にしても「つづめる」なんて言葉初めて知りました。例として「つづめて言えばこういう話だ」なんてあるけど、実際に使ったら「ちぢめて」の言い間違い?と思っちゃうです。
んでも、こういう新しい表現とか知らない言葉を発見するのが類語辞典の楽しみの一つなんですよねぇ。

一応バナーはっときますね。
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ATOK17と電子辞書

ATOK
05 /22 2007
ATOK2006辞書アイコンなんだかんだ言っても手放せないもの。それはATOK。

なにかトラブルがある度に「ATOK入れてる?」というのが定番回答になっていたのは今は昔。随分安定してきました。いまだにいの一番に「ATOK入れてる?」と言おうものなら、鼻で失笑される時代になってきました(多少誇張)。
たとえ、そのトラブルの原因がATOKだったとしても使いたい。それぐらいATOK好きです。

ずっと長いこと使い続けてるので、ATOKの変換の癖やキー操作が染みこんでいて、他のを受け付けない身体になってしまいました。ATOKが文章を変換する結果まで推測できるほどに…。ATOKのアルゴリズムはすでに血液の一部です(かなり誇張)。

そんなATOK、2つのパッケージがあります。通常版と電子辞書同梱版。今回はATOK17と電子辞書の連携がどうなっているのかを調べてみました。ちょっと古いバージョンですが、最新版についてはまた改めて調べてみたいと思います。

インストールはまずATOK17単体をインストールします。
それから、追加という形で電子辞書をインストールします。
ATOK17 電子辞書
こんな感じで追加されます。
そうすると変換候補パレットに微妙な変化があるんです。その変化こそが電子辞書をインストールした証です。
どんな変化かを比べるために、電子辞書インストール前と後の違いをキャプチャと一緒に説明します。

まずは、電子辞書インストール前。注目して欲しいのは変換候補パレットの右側にある右向き三角。ここが変化する場所です。
ATOK17 電子辞書
(電子辞書インストール前)右向き三角に合わせると「同音語用例」パレットが開きます。「みる」でどの漢字を使えばいいのか迷ったときにすごく便利な機能です。

ATOK17 電子辞書
(電子辞書インストール前)「control+A」を押すと「連想変換パレット」に変わります。いわゆる類語です。似た表現を教えてくれます。これ、めちゃめちゃ重宝してる機能です。同じ表現が続くのを避けることが出来るし、言い回しを替えたいのに思いつかないときなんか助けられます。さらに「連想変換候補の解説」パレットが出て、親切に解説までしてくれます。

以上がインストール前の機能です。
これに電子辞書をインストールするとどうなるかというと、右三角にくわえて「>」な記号が加わります。
ATOK17 電子辞書
「>」の記号がある候補にあわせて「control+W」を押すと、「明鏡国語辞典」なるパレットが開いて、言葉の意味を解説してくれます。変換候補が出てなくても「control+W」で呼び出せます。収録されてない単語だと「見つかりません」と出ます。
「同音語用例」に収録されている単語は「右三角」。
「明鏡国語辞典」に収録されている単語は「>」。
両方収録されているときは「右三角+>」です。
両方収録されている単語の場合は「同音語用例」が優先して表示され、「明鏡国語辞典」にしか収録されていないときは、「明鏡国語辞典」パレットが開きます。なので「明鏡国語辞典」パレットが出てるということに気づかないこともあったりします。「同音語用例」と「明鏡国語辞典」の境目が薄いんです。どっちが開いてるかなんて気にならないです。辞書の存在をそんなに強く意識することがないのもそのせいかもしれません。
電子辞書は四字熟語だとか「同音語用例」が収録されてない単語なんかにすごい便利です。仕事で人の書いた文章を入力する機会があるんですが、おかしいな?と思ったらすぐに調べられますし。紙の辞書をめくったり、別ソフトで検索するわずらわしさがないのがメリットでしょうか。

さてさて、辞書は和英、英和も入ってます。
ATOK17 電子辞書
和英を使いたいときは、「明鏡国語辞典」パレットの左下にあるアイコンをクリックして、「ジーニアス和英辞典」を選択します。

ATOK17 電子辞書
「ジーニアス和英辞典」パレットが開きます。切り替えがちょっと面倒かな。この切り替えにもショートカットが欲しかったところです。

そして英和。
ATOK17 電子辞書
「ジーニアス英和辞典」パレットが開きます。

英和辞典には音声が収録されていて、発音を聞くことも出来ます。
ATOK17 電子辞書
青い音声マークをクリックすれば再生されます。使うことはないですが……。

英和を使うとき「英字」モードに切り替えてしまうとダイレクト入力しちゃうので、辞書を使えません。なので、「全角英数」か「半角英数」モードに切り替えて入力。そして「control+W」という手順になります。
もしくはシフトキーを押しながら入力すると「全角英数」で文字が出ます。
ATOK17 電子辞書
この状態で「control+W」でもOKです。

または、「ひらがな」モードで入力。
ATOK17 電子辞書
この状態で「control+P」を押すと、英数に変換されます。「F9」でも同じように変換されますが、Illustrator上だと違うショートカットが割り当てられてて変換できないので、DTPオペ的には「control+P」推奨です。
ATOK17 電子辞書
「せえ」の状態で「control+P」を押すと、英字に変換されます。この状態で「control+W」で英和辞書パレットが出ます。
変換候補にあらかじめ英語が登録されてるものがあります。例えば「まっく」には「Mac」が候補にあって、それを選ぶと自動で英和辞書開きます。

ということで、こんな感じの電子辞書の機能なんですが、単体の辞書としては使えないみたいです。ATOKの電子辞書でインストールされたファイルを指定しようとしても、ファイルがグレーアウトして選択できませんでした。試したソフトがLogoVista辞典ブラウザ Ver.1.0.3 for Macintoshだけなので、もしかしたら他の辞書ブラウザソフトでいけるかもしれません。
ただし、すでにLogoVistaで辞書を使っている場合は、「control+shift+0」を押すと、LogoVistaが起動、検索してくれるみたいです。


なお、以上のショートカットはすべてATOK標準の場合です。他のIMのショートカットを指定していた場合は、動作しないかもしれません。

一応バナーはっときますね。
Just MyShop(ジャストシステム)

Adobe CS2のカラー設定

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Adobeアプリ間の連携が強くなったな、と感じてしまった事例をひとつご紹介いたします。

それはカラー設定。
今までアプリ毎に別々に設定してましたが、CS2からはBridgeで一括変更が可能になりました。


Illustrator CS2でカラー設定を呼び出すと、
Illustrator CS2 カラー設定
こんな画面がでます。プリセットで用意してある項目も分かりやすい名前に変わってます。

試しに「プリプレス用-日本2」を選択すると、
Illustrator CS2 カラー設定
『非同期:Creative Suite アプリケーションが一貫したカラー設定に同期されていません』というメッセージが表示されます。さきほどの変更で、Illustrator CS2だけが他のCS2アプリとカラー設定が異なってしまったためです。

CS2からカラー設定はBridgeで一括で変更可能になりました。Bridgeでの変更が全CS2アプリに適用されます。
Bridgeを起動させ、「編集」→「Creative Suite のカラー設定...」を選択。
Illustrator CS2 カラー設定


「Suiteのカラー設定」というウインドウが開きます。
Illustrator CS2 カラー設定
※クリックすると拡大表示
ここでも「同期していません」と表示されています。さきほどIllustrator CS2で変更したためです。このウインドウ内にある「プリプレス用-日本2」を選択。「適用」ボタンを押すと、Adobe CS2アプリケーションのカラー設定が一括して変更されます。

Illustrator CS2に戻ってカラー設定を開くと、
Illustrator CS2 カラー設定
非同期だったものが同期済みに変わってます。Bridgeで変更したものと同じになったから……というか、一括変更されたためです。


ところで、Bridgeの「Suiteのカラー設定」ウインドウにこんな項目がありました。
Illustrator CS2 カラー設定
ピヨってる2色!!
これって、以前2色印刷について解説したときに作成したプリセットです。
【過去記事】プロファイル作って2色印刷
こんなところでお目にかかるとは思いもせず、ちょっとビックリしました。あの時設定した説明までちゃんと表示されてます。
ということは、2色印刷用のプロファイルを作成・登録後、Bridgeでそのプリセットに変更。そうすれば、各アプリケーションで変更する手間を省けますね。大した手間じゃないけど、元に戻すときもBridge経由で変更するだけだから、便利になったかな。

チャンネルミキサーで特色2色画像を自在に操作

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
以前、2色印刷についての記事を書きました。
【過去記事】プロファイル作って2色印刷
その追記というか、こうやると便利ってのをひとつ。


2色印刷用の画像作成は、RGB→CMYK変換の際に、墨版なしにするというのがセオリーでした。
「編集」→「カラー設定」でCMYKの項目を「カスタムCMYK...」に変更。色分解オプションの「墨版生成」を「なし」に。
チャンネルミキサー
こうやっておくとK版に振り分けられる色がCMYの方に振り分けられるので、Y版を消去してCM版のみになったときに深みがでるんです。

長いことこの方法を使って2色用画像を作ってきましたが、Photoshopの調整レイヤーに「チャンネルミキサー」というのものが加わりました。これを使うと、墨版生成をなしにかえる手間もいらず、スキャニングもRGBで行わずCMYKでスキャニングしてもいいし、何より手軽に変更&調整が可能になります。

サンプルとして画像を用意。これをチャンネルミキサーを使って二色用画像を作っていきます。
チャンネルミキサー
素材集からのサンプルですが、普通にCMYK変換します。

上画像のヒストグラムです。
チャンネルミキサー
墨版にもちゃんと色あります。

レイヤーパレットから調整レイヤーを作成します。新規調整レイヤー作成ボタンを押して「チャンネルミキサー」を選択。
チャンネルミキサー


出力先チャンネルを「イエロー」にかえます。イエローのスライダーが「+100%」になってると思うので、それを「0%」に変更します。
チャンネルミキサー
これでY版はなにもない状態になります。

画像の変化。
チャンネルミキサー
がらっと変わります。

ヒストグラムの変化。
チャンネルミキサー
Y版が消去されてるのが分かります。

次に、出力先チャンネルから「ブラック」を選択。
ブラックの項目が「+100%」になってるので、「0%」に変更します。
チャンネルミキサー


変更後の画像
チャンネルミキサー
墨版がなくなってちょっと薄っぺらい画像に。

ヒストグラム。
チャンネルミキサー
K版がなくなっています。
これで、C版、M版のみの画像となりました。

これだと普通の二色用画像作成と似たような画像なわけなんですが、ここからがチャンネルミキサーのすごいところです。チャンネルミキサーを使うと、消去したY版、K版のデータをC版、M版に持ってこられるんです。CMYKのそれぞれのチャンネルの混合比を変更できる…それがチャンネルミキサーなんです。
チャンネルミキサーを使うとK版、Y版のデータをなしにできるから、RGB→CMYK変換の際に墨版生成なしに変更しなくてもいいのがメリット。そして、最大のメリットは、墨版をC版、M版にミックスできることなんです。

先ほど作った2色用データをいじってみました。ソースチャンネルのスライダーを動かして混合比率を変えてみます。
チャンネルミキサー
こんな感じでイジイジします。

変更結果一例。
チャンネルミキサー


もう一例。
チャンネルミキサー
当然のことながら調整レイヤーなのでいつでも変更可能です。クライアントさんから画像の修正指示あってもへっちゃらです。従来のやり方よりも簡単で、しかも好みの色が作れちゃいます。


さてさて、ここからちょっと組み合わせ技やってみます。
以前↓
【過去記事】プロファイル作って2色印刷
で作った特色シミュレートプロファイルを適用してみます。シアン版に青、マゼンタ版に緑を割り当てたものです。
さっき作成した画像に適用してみます。
チャンネルミキサー
おかしくないと言えなくもないけど、ものすごく微妙な感じの画像。

こんな時、チャンネルミキサーの本領発揮です。特色印刷後の仕上がりをみながら色を調節できるので、脳内変換しながら作成するよりずっと正確で効率よく画像を作成できます。

一例を。
チャンネルミキサー
こんな感じで、いつでもどんなふうにでも変更できるのがチャンネルミキサーのすごいところです。特色の場合仕上がりの予測が難しいんですが、特色をシミュレートしたプロファイルと、チャンネルミキサーさえ使えば無敵な感じです。

このチャンネルミキサーはグレースケール画像を作成するときにも使えますよ。それぞれのソースチャンネルの混合比を変えれば、他のツールにはできない調整が可能です。

プロファイル作って2色印刷

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
実はなにかとめんどくさいのが二色印刷。
特色使っての二色印刷用のデータ作りって面倒だったりします。
CMYKカラーのうちCMのみを使ってデータ作り、校正の際には「脳内色変換でお願いします」と無理言ってみたり…。
スウォッチオプションの「グローバル」を使いこなして、オブジェクトは特色だけど、写真はCMそのままの色だったりったり…。
何かと面倒なんですが、DTP WORLDで紹介されてた方法をご紹介します。ものすごくいい方法なのに、それ以降見かけなくなってて、あまりにももったいないのでちょっとご紹介します。

引用元
掲載誌 ワークスコーポレーション刊『DTPWORLD』2003年1月号
記事名 第一特集「2色印刷デザイン&テクニック/テクニックPart-2」
     /スーパーバイザー:佐々木剛 文・作例:吉田えじ



簡単に流れを紹介すると、プロファイルを作っちゃうんです。PhotoshopはCMYKそれぞれのインクの色をいじることができるんですが、そのうちのCとMの色をカスタマイズしてしまうんです。んで、カラー設定のカスタムとして登録すれば、PhotoshopでもIllustratorでも使えるようになります。
この方法のメリットとして、
○Photoshop、Illustratorのどちらでもカラープレビューしながら編集作業を行える。
○データの作成はCとMで行えるため、色の掛け合わせも再現される(写真もOK)。
○プロファイルを作成し直せば、色の変更が可能(データそのものはいじらなくてOK)。
○PDF作成時にプロファイルを埋め込めば、色を維持したまま校正可能。
○プロファイルを変更しただけなので、出力の際にデータを変更する必要は一切なし。
○カラー設定として保存するため、別のデータでもすぐに適用可能(使い回しOK)。
逆にデメリットとしては、
●まだまだユーザ数の多いIllustrator8では行えない。

こんな感じになるってのを見ていただきましょう。
サンプルとしてIllustrator上にオブジェクト、写真を配置したものを用意しました。
プロファイル作って2色印刷
↑CとMで作ったデータ。

プロファイル作って2色印刷
↑上のデータに作成したプロファイルを適用したもの。
と、こんな感じに変化します。この状態を保ったまま作業できるし、プリントアウト、PDFも作れます。2色用データも慣れてくると脳内変換可能になってきますが、やっぱり仕上がりの色で作業できると快適です。


例として青と緑の二色印刷を行うとしします。
シアン版を青、マゼンタ版を緑で印刷するとして、シアンを青、マゼンタが緑になるようカラー設定を行っていきます。

プロファイルの作成はPhotoshop上で行うので、まずPhotoshopを起動。
次に色を決めます。必要になるのはLab値なんだけど、色はどんなふうに作ってもいいです。RGBでもCMYKでもDICカラーから選択しても。色が決まったら、カラーパレットのオプション(パレット右上部の右三角マーク)から『Labスライダー』を選択するとLab値に変換してくれますので、ご自由に。
今回の例では以下のような色を指定しました。
プロファイル作って2色印刷
↑シアン用変換カラー(L47/a-23/b-53)

プロファイル作って2色印刷
↑マゼンタ用変換カラー(L52/a-82/b30)
ここで決めたLab値は後で手入力しますので、メモっといてください。


次に『Phothosop』→『カラー設定...』を選択。
プロファイル作って2色印刷


出てきたウインドウの「CMYK」の項目を『カスタム CMYK...』に変更。
プロファイル作って2色印刷


さらに出てきたウインドウの「インキの色特性」を『カスタム...』に変更します。
プロファイル作って2色印刷


インキの色特性というウインドウが開いたら、『L*a*b*座標値』にチェックを入れてください。
プロファイル作って2色印刷
CMYKそれぞれのインクの色はここで調節可能になっていて、メーカー毎に異なるインクの色をシミュレートできるようになってます。適当に数値を変えてみると追随してインクの色が変換されます。シアンを緑にも赤にも変更できちゃいます。つまり、ここで指定したインキ色をもとにCMYK画像を表示してるんです。今回はこの機能を利用して2色印刷のシミュレートを行います。数値の意味はお分かりだとおもいますが、WはWhite。紙の色です。


『L*a*b*座標値』にチェックを入れたら、さきほどメモしておいた数値を入力します。今回の場合
シアン用変換カラー(L47/a-23/b-53)
マゼンタ用変換カラー(L52/a-82/b30)
でしたので、
「C:」の「L*」に47、「a*」に-23、「b*」に-53
「M:」の「L*」に52、「a*」に-82、「b*」に-30
と入力します。数値の右側にあるプレビューの色も変わります。
そして、ここがポイントなんですが、「Y:」の項目には「W:」の値を入力します。上の画面を例に取ると
「W:」の値はL*=93、a*=-0.4、b=*1.5
となっていますので、
「Y:」の「L*」に93、「a*」に-0.4、「b*」に1.5
と同じ数値を入力します。
入力する項目は以上です。Kや他の色はそのままで結構です。入力したら「オーバープリントカラーの予測」にチェックを入れます。
プロファイル作って2色印刷
すると入力したCMYの値にしたがって、掛け合わせたときの色(MYやCMなどの項目)が変更されます。後は「OK」ボタンをクリックでウインドウを閉じちゃいます。


カスタムCMYKのウインドウに戻ったら、適当な名前を付けて「OK」ボタンをクリックします。
プロファイル作って2色印刷
で、ここでちょっと注意事項なんですが、ウインドウ右下のトーンカーブがめちゃめちゃになってます。これはこれでこのやり方においては正常なんですが、RGB→CMYK変換の際には注意です。ここで作ったカラー設定のままCMYK変換するとトーンジャンプしまくりの画像に変換されちゃいます。RGB→CMYK変換はセオリー通り、通常使用しているカラー設定で「墨版生成:なし」に変更したもので変換した方がいいです。あくまで今回作るカラー設定は色味のプレビュー用途ということで。


カラー設定のウインドウに戻ったら、先ほど付けた名前が「CMYK:」の所に表示されます。
プロファイル作って2色印刷


上の画面、設定のところが「カスタム」になっています。これだとIllustratorで選択できないので、この設定に名前を付けて保存します。カラー設定ウインドウの「保存」ボタンをクリック。名前は何でもいいんですが、ここで付けた名前がIllustratorで選択するときに表示される名前になります。
プロファイル作って2色印刷
保存場所はデフォルトで、
~/Library/Aplication Support/Adobe/Color/Setting
です。

保存の際に「説明」を入力するように求められます。複数作成するときにはここに詳細情報を残しておくと後で分かりやすいです。特に必要なければ入力しなくてもかまいません。「ピヨってる2色:2色印刷用カラー設定 C版→青 M版→緑」と入力してみました。
カラーマネージメントポリシーの項目はデフォルトのままにしてますが、変更することも可能です。「プロファイルの不一致」や「埋め込みプロファイルなし」のチェックを全て外しておけばうっとうしいダイアログも出なくなります。


保存が終わると今まで設定してきた項目が表示されます。さっき入力した説明も表示されてます。
プロファイル作って2色印刷
これで設定完了! お疲れ様!

※選択したLab値によっては、色の表示がちゃんとできなかったりすることが稀にあります。そのときはLab値をちょっと変えてやると、ちゃんと色再現されるようになります。どの数値が失敗するという原因が分からないので、試行錯誤するしかないとしか言えないんですが…。

さてさて、Illustratorを起動して、『編集』→『カラー設定』を選択。Photoshopで作成したカラー設定が表示されてます。それを選択すれば、Illustrator上でも2色シミュレートが可能になります。
プロファイル作って2色印刷


↓カラー設定適用前のカラーパレット
プロファイル作って2色印刷


↓カラー設定適用前のサンプル
プロファイル作って2色印刷


↓カラー設定適用後のカラーパレット
プロファイル作って2色印刷
カラーバーの色が変わってるのが分かると思います。

↓カラー設定適用後のサンプル
プロファイル作って2色印刷
グラデーション、写真、それから色の重ね合わせもちゃんと再現されてます。


Photoshop上でのカラー設定作成がちょっと面倒な感じしますが、慣れればすぐ出来るようになりますし、IllustratorやInDesignではその設定を選択するだけと簡単便利。そしてこのカラー設定を適用しているファイルからPDFを書き出せば、その色味を保ったままPDF化できます。PDFで校正するときには便利です。
プロファイル作って2色印刷
↑一例としてIllustratorの『保存』でPDF保存をする際に表示される設定ウインドウ。「詳細」で「ICCプロファイルを埋め込む」にチェックをいれておくだけ。

できたファイルをAcrobatで表示すると
プロファイル作って2色印刷
ちゃんと2色プレビューできます。

※プリントアウトの際のトラブル事例を1つ。
2色用にカスタマイズしたカラー設定で表示させているとき、出力先のプリンターによっては見た目通りにプリントアウトされないことがあります。
インクジェットは基本的に問題ないです。
問題が生じる可能性があるのがポストスクリプトプリンタ。FUJI XEROXのDocuPrint CG835を使用してましたが、グラデーション部分がうまく再現されず、元のシアン、マゼンタカラーで出力されました。写真、文字なんかは大丈夫なのにグラデーション部分だけ違ってて、すごく間抜けです。原因は不明です。
ただ、CG835は二色印刷シミュレーション機能を搭載してまして、CMYKどの色にも特色割り当てが可能で、その仕上がりをシミュレートしてプリントしてくれます(高いだけのことはあるです)。その機能をつかうとバッチシ再現されました。
ということで、プリントアウトはインクジェット(っていうかRIPを通さない…っていうか非ポストスクリプトプリンタ)がオススメです。Illustratorからでも、プロファイルを適用したPDFファイルからでも、色を保ったまま出力されました。

Illustrator CS2でブラックのアピアランス

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Illustrator CS2の改善点の1つである「環境設定」の「ブラックのアピアランス」について検証してみました。


項目は2つに分かれてまして、1つは「スクリーン」。もう1つは「プリント/書き出し」。そしてそれぞれ「ブラックを正確に表示(出力)」と「ブラックをリッチブラックで表示(出力)」の2つの設定項目があります。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
こんな画面です(でかいので縮小してます)。

●スクリーン:ブラックを正確に表示
 全てのブラックを正確に表示すると、純粋なブラック(K100)とリッチブラック(CMYKカラーを混ぜて作成したブラック)がドキュメントで指定されているとおりに表示されます。このオプションは、Photoshopと同じようにブラックを表示します。
●スクリーン:ブラックをリッチブラックで表示
 全てのブラックをリッチブラックとして表示すると、純粋なブラック(K100%)とリッチブラック(CMYKカラーを混ぜて作成したブラック)がリッチブラックとして表示されます。このオプションは、ドキュメントのカラー値を変更しませんが、全てのブラックは可能な限り暗く表示されます。
●プリント/書き出し:ブラックを正確に出力
 RGBおよびグレースケールデバイスで全てのブラックを正確に出力すると、純粋なブラック(K100%)とリッチブラック(CMYKカラーを混ぜて作成したブラック)がドキュメントで指定されているとおりに出力されます。このオプションは、Photoshopと同じようにブラックを出力します。
●プリント/書き出し:ブラックをリッチブラックで出力
 RGBおよびグレースケールデバイスですべてのブラックをリッチブラックとして出力すると、純粋なブラック(K100%)とリッチブラック(CMYKカラーを混ぜて作成したブラック)は共にリッチブラックとして出力されます。ドキュメントのカラー値が変更されることはありませんが、RGBデバイス上ですべてのブラックは可能な限り暗く表示されます。


実際に、どう変わるか試してみました。CMYKモードなファイルを新規作成し、K100の四角形を描きます。そして設定を変えてみて、どう変わるかをやってみました。

まずは「ブラックを正確に表示」にすると
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
こんなです。

次に「ブラックをリッチブラックで表示」にすると、
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
こんなです。
上2つのキャプチャ中の四角形をよ~~~く見ると、色が微妙に違ってるのが分かるかと思います。
Photoshop上でRGB値を測定してみると、
ブラックを正確に表示の場合、R=27 B=19 G=17
ブラックをリッチブラックで表示の場合、R=0 B=0 G=0
となりました(カラー設定により異なりますので参考程度に)。
確かに変化ありです。たぶんおそらく、K100をどう表示(または出力)するかってことだと思われます。

以上のことを踏まえて考察すると、
K100のみが変わる?
K99だとどっちも同じ色?
という疑問が湧いてきました。
ということで、K0からK100のグラデーションと、10%刻みで増えていく四角形を追加して検証してみました。

まずは「ブラックを正確に表示」
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
こんな感じ。

次に「ブラックをリッチブラックで表示」にすると、
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
こんな感じ。こんなんじゃ、違いワカリマセン。

なので、上2つのキャプチャをPhotoshop上で「差の絶対値」で合成した上で、画像を反転させて、色が濃くなるように調整して、わかりやすくしたのがコレです。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
K90までは間違いなく変化してます。K80では全く同じRGB値でした。さらに精査した結果K89から変化しているようでした。
ということで、ブラックのアピアランスはK89%以上が変化します。ただし、その境目はカラー設定により変わります。

以上のことから、CLさんと笹川さんよりアドバイスをいただきました。
●この機能はオーバープリントプレビューの時に役立つかもしれない。
●K100をRGB=0で処理することにより、非PSプリンタでも墨文字が黒くプリントアウトされるようになるためのものかもしれない。
これを手がかりにさらに実験してみました。


まずは、適当にオブジェクト作成。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス


その上にK100のオブジェクトを重ねます。属性パレットにて「塗りにオーバープリント」のチェックを入れたオブジェクトです。「表示」メニューから「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れます。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
これで準備完了。あとは「ブラックのアピアランス」の設定を変えて、見え方が変わるか調べてみます。

「ブラックのアピアランス」にて「ブラックをリッチブラックで表示」を選んだ場合。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
真っ黒です。オーバープリントはプレビューされてません。RGB=0で表示するんだから当然の結果ですけど。

次に「ブラックのアピアランス」にて「ブラックを正確に表示」選んだ場合。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
うっすらと、下のオブジェクトが見えてます。
ちゃんとオーバープリントプレビューできてます。K100といっても、真っ黒なわけじゃないということも含めて、「ブラックを正確に表示」という表現は間違いじゃないみたいです。

ということで、「ブラックのアピアランス」での設定はオーバープリントプレビューに影響を及ぼすことが分かりました。

このオーバープリントプレビューは以前のバージョンにも搭載されてまして、ついでだから10とCSでも試してみました。

Illustrator CSでオーバープリントプレビュー。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
お?

Illustrator 10でオーバープリントプレビュー。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス
お?

え?

なにが、「え?」かというと、10、CS、CS2のオーバープリントプレビュー機能の結果が全く一緒だったんです。RGBの各数値を比較しても全く一緒でした。それでいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、それはそれでいいんです。
でも、結果が一緒ということは「ブラックを正確に表示」とは以前のバージョンと同じ設定のものであるということであり、むしろ追加されたのは「ブラックをリッチブラックで表示」の方ということになります。つまり、検証すべきは「ブラックをリッチブラックで表示」の方だったとハタと気付きました。


そんなわけで、非PSプリンタの出力実験です。
「ブラックを正確に出力」と「ブラックをリッチブラックで出力」の設定の違いがプリントアウトに影響するのかどうかを調べてみました。プリントアウトの際にブリントダイアログで「オーバープリント」は「シミュレート」を選択してます。
Illustrator CS2 ブラックのアピアランス


結果。
「ブラックを正確に出力」ではオーバープリントも再現されて出力されました。
「ブラックをリッチブラックで出力」にすると、オーバープリントは再現されませんでしたが、文字はちゃんと黒!
どのぐらい黒いかはプリンタや、出力の際の設定によって変わると思いますが、「ブラックを正確に出力」では明らかに黒以外のインクが目立つのにくらべて、「ブラックをリッチブラックで出力」の場合、文字もちゃんと黒いです。

ということで、まとめると
「ブラックを正確に表示(出力)」は以前のバージョンと同じ表示方法。
「ブラックをリッチブラックで表示(出力)」は非PSプリンタ向けの、黒がちゃんと黒になる改善的追加機能。ただし、K100オブジェクトのオーバープリントプレビューはその原理ゆえに動作しない。

こんな感じの機能でした。

ラッセルブラウンさん

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
ラッセルブラウンなる人物をご存じでしょうか?
Photoshopの使い切れないぐらいの豊富で高度な機能をものすごく分かりやすく紹介してくれる人です。最近知ったんですが、Adobeの社員さんらしいです。

【参考】ラッセルブラウンさんのサイト

講演やセミナー、付属のCDなんかでしか見られなかった彼のテクニックがPodcast配信されてます。 しかもビデオPodcastで。「THE RUSSELL BROWN SHOW」ってタイトルで配信されていて、日本語字幕ついてるやつがコレ。
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=204898827

英語オンリーのやつが、
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewPodcast?id=102204470
です。 (iTunesがインストールされてたら、上のリンク先をクリックすれば自動でiTunesが起動すると思います。しなかったらごめんなさい)
英語オンリーの方がエピソード数も多いです。

んんもぅっ、すんごいです。iPodに入れて通勤中に少しずつ見てますが感動します。 見てるだけで、何でもできる気になることができます。高機能で、同じことをやるにもいろんな手順があるPhotoshopなんだけど、 そんな方法もあったんだと感心します。
まだな方は是非是非みてください。

Illustratorの前面と背面へペースト

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
前面へペースト(コマンド+F)と、背面へペースト(コマンド+B)ネタです。
通常ペーストと何が違うの?って改めて問われると言葉に詰まる機能なんですが、分かりやすいメリットとしては、コピーした位置と同じ場所にペーストしてくれるっていうのがあります。通常ペーストだと開いている書類の中央にペーストしますが、前面へペーストと背面へペーストは、必ずコピー元と同じ位置にペーストしてくれます。

そんなちょっと便利な前面へペーストと背面へペーストですが、コレ知ってたら便利かもってことを発見したのでご報告。

サンプル作ります。相変わらず手抜きで、工夫のないサンプルでスイマセン。
Illustrator 前面 背面へペースト

サンプルの中から、黄色いオブジェクトをカットします。

そして「前面へペースト」。
Illustrator 前面 背面へペースト
最前面へペーストされます。

黄色いオブジェクトをカットした状態で、「背面へペースト」。
Illustrator 前面 背面へペースト
最背面へペーストされます。
とまぁ、ここまではごく普通です。


ここからがちょっとしたTIPS。
黄色いオブジェクトをカットした状態で、青いオブジェクトを選択します。
Illustrator 前面 背面へペースト


そして「背面へペースト」を実行
Illustrator 前面 背面へペースト
最背面ではなく、青いオブジェクトの下にペーストされます。

緑のオブジェクトを選択します。
Illustrator 前面 背面へペースト


今度は「前面へペースト」を実行。
Illustrator 前面 背面へペースト
最前面ではなく、緑のオブジェクトの上にペーストされます。

何も選択していない状態だと「最前面」「最背面」にペーストされるけど、オブジェクトを選択していると、そのオブジェクトの「前面」か「背面」にペーストされるんです。
覚えていれば便利かもしれないちょっとTipsでした。

Illustrator CS2でコピー元のレイヤーにペースト

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Illustratorでペーストする際のペースト先って2つの選択肢があるんです。
「同じレイヤーにペーストする」と「コピー元のレイヤーにペースト」する。
言葉を見れば大体見当のつく違いですが、試してみたのでご報告。


レイヤーパレットメニューで選択できます。
Illustrator CS2 コピー元のレイヤーにペースト
ここで設定変えられます。

「同じレイヤーにペーストする」は今まで通りの方法です。選択しているレイヤーがペースト先になります。
「コピー元のレイヤーにペースト」するだと、コピーしたオブジェクトのあるレイヤーにペーストするようになります。

Illustrator CS2のグループ枠

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Illustrator CS2を使ってて不思議な現象に遭遇してました。作業してるとグレーの枠が出ることがあったんです。新機能?かと思ったんですが、調べてみた限り情報ありませんでした。なんだか分からないまま適当にやり過ごしてたんですが、度々出現するうちにそれがどういうものなのか分かってきたのでご報告。

まず、簡単に説明すると、グループ化されたオブジェクトをダブルクリックすると、その枠は出現します。そして、グループ化されてるんだけども、その枠内では選択ツール(黒矢印)で個々のオブジェクトを選択できるようになる、そんな枠です。何もないところをダブルクリックすると枠は消えます。
今までグループ選択ツール(+付き白矢印)でやってたグループ化オブジェクトの個別選択を、選択ツールでできるようにもなった、というような枠のようです。
正式名称がないようなので、出現した枠を『グループ枠』。そのグループ枠を呼び出す行為自体を『グループに入る』と勝手に名付けさせていただきます。

文章で説明するより、見てもらった方がはるかに分かりやすいので、キャプチャ中心に説明します。

それでは詳細。
まずオブジェクトをグループ化します。
Illustrator CS2 グループ枠


そのグループ化したオブジェクトを選択ツールにてダブルクリックすると、『グループ枠』が出現します。
Illustrator CS2 グループ枠
この枠内のオブジェクトはグループ化が解除された状態です。選択ツールでオブジェクトをクリックすると個々のオブジェクトを選択できるようになります。『グループに入る』という名前の通りグループの中に入ってる感じです。

『グループ枠』はグループ化されたオブジェクトよりちょっと大きめの枠です。試しにオブジェクトを移動させると、枠も追従して広がります。
Illustrator CS2 グループ枠


グループ選択ツール、ダイレクト選択ツールは『グループ枠』の中であっても、いつもと同じ挙動をします。
Illustrator CS2 グループ枠



さて、以上のことをふまえた上で追加実験です。
2つの別々にグループ化されたオブジェクト同士をグループ化したらどうなるか?という2段階グループで試してみました。 

まずは緑オブジェクトをグループ化。
Illustrator CS2 グループ枠


次にオレンジオブジェクトをグループ化。
Illustrator CS2 グループ枠


そして緑グループとオレンジグループを選択してグループ化。
Illustrator CS2 グループ枠


オブジェクトをダブルクリックしてグループに入ります。『グループ枠』は緑グループとオレンジグループを含む形でできています。
Illustrator CS2 グループ枠


選択ツールで選択してみると、緑グループごと選択されます。グループに入った状態というのが分かるかと思います。オレンジのオブジェクトを選択してもグループ化された状態で選択されます。
Illustrator CS2 グループ枠


それならばと、上の状態で緑グループのオブジェクトをダブルクリックしてみると、『グループ枠』は緑グループのオブジェクトのまわりに出現します。
Illustrator CS2 グループ枠


選択ツールで緑グループのオブジェクトをクリックすると、個々のオブジェクトが選択できました。
Illustrator CS2 グループ枠


ということで、複数回にわたってグループ化されている場合、一段階ずつグループに入っていくという仕組みみたいです。


もひとつ実験。
『グループ枠』が出ている間にオブジェクトを作成したらどうなるか? 言い換えるならグループに入っている間にオブジェクトを作成したらどうなるか?という実験です。
Illustrator CS2 グループ枠
オブジェクトがそのグループに追加されていくんです。枠もそれに従って広がっていってます。そのグループに入ってオブジェクトを追加しているとイメージすれば、このことも自然に納得がいきます。

そうそう、これクリッピングマスクしたオブジェクトにも有効です。写真をトリミングするときに使うことが多いですよね、クリッピングマスクって。クリッピングマスクしたオブジェクトは10(か9)から、自動的にグループ化されるようになりました。ダブルクリックしてグループに入ればグループ選択ツールに持ち変えることなく、トリミング枠、写真、それぞれ動かすことができます。

便利なのか余計なお節介なのか、いまいち判断しにくいとこなんですけど、慣れれば便利かもしれません。ただ突然の機能追加だったのでビックリすること間違いなしです。なんか変なことしちゃった?と最初はかな~り戸惑いました。


『グループ枠』、『グループに入る』という名称、Adobeさん的にはどうよんでるのか分からないので、あくまでピヨピヨエディット2.0ブログ内での正式名称とさせていただきます。
このとってもナイスなネーミングは、natuさんよりご提案いただきました。直感的なネーミングをありがとう!

Illustrator CS2で変形の繰り返し

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Illustratorには「変形の繰り返し」という機能があります。直前に行った移動や変形を他のオブジェクトに適用できる便利なヤツです。いわゆる『コマンド+D』。
コマンド+Dの方でピン!と来た方はIllustrator通です、きっと。
配置?って思った方はInDesign通です、たぶん。

その変形の繰り返しなんですが、Illustraotr CS2にて今まで出来てたことが出来なくなってるのでご報告。

4つの四角形を描きます。
Illustrator CS2 変形の繰り返し


うち1つを選択ツールを使って下に移動させます。
Illustrator CS2 変形の繰り返し


別のオブジェクトを選択し「変形の繰り返し」を実行。
Illustrator CS2 変形の繰り返し
ちゃんと直前に行った移動が繰り返されます。ここまでは正常なんです。

次にダイレクト選択ツールで四角形のアンカーポイントを1つだけ選択。
Illustrator CS2 変形の繰り返し
「変形の繰り返し」を実行!実行!実行!実行!
う、動きません…。

今まではどうだったかというと、
Illustrator CS2 変形の繰り返し
と、こんなふうにちゃんと動いてくれてたんです。

どうやらIllustrator CS2では、ダイレクト選択ツールで選択したアンカーポイントや線は、変形の繰り返しが適用されないようです。
これはバグか新たな仕様の息吹か…。こればっかりは新たな息吹でないことを祈ります。前と同じでいいです。いつもと変わらない動作でいいです。次のマイナーアップデートで直ることを期待していたんですが、12.0.1でも変わらずでした。新たな仕様の予感…。

Illustrator CS2でセンタートンボのズレ

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Illustrator CS2にてトンボがずれて作成されるという不具合がありまして、現在、最新版にアップデートすれば改善されますが、不具合記録として記事を作りました。

【参考サイト】[227734 ]トリムマークが正しく作成されない(Illustrator CS2)@Adobeサポートデータベース


100mm×100mmの四角形を作成。もちろん線なし。フィルタ→クリエイト→トリムマーク実行。
Illustator CS2 センタートンボのずれ
四角形の中心を通るガイドを作成。


それじゃ、拡大。左右のセンタートンボです。
Illustator CS2 センタートンボのずれ
ずれてますね~。


天地のセンタートンボの拡大(倍率は上の画像と同じです)。
Illustator CS2 センタートンボのずれ
ちょっとわかりづらいですが、ほんのちょこっとずれてます。
たしかに、センタートンボずれてますよ~。


さてさて、オブジェクトの大きさによってもズレが変わるか検証。
10mm×10mmの四角形を作成して、トンボ作成。
Illustator CS2 センタートンボのずれ
ずれてるよ~。



どれくらいずれてるのか計測してみました。10mm×10mm、100mm×100mm、1000mm×1000mmの3つのオブジェクトで計測。
左右センタートンボのズレ幅
 10×10………0.258mm
 100×100……0.258mm
 1000×1000…0.258mm
3つとも共通でした。

天地センタートンボのズレ幅
 10×10………0.33mm
 100×100……0.193mm
 1000×1000…0.023mm
オブジェクトが大きくなるにつれズレは小さくなっていってます。ただ、この誤差はmmとpt変換誤差に起因しているらしく、オブジェクトの大きさとは関係ないようです。

Illustrator CS2は数えバージョンで12になります。この不具合が発生するのは12.0.0です。12.0.1では解決していますので、是非アップデートを。

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題があります

Adobe CS以前【完了】
05 /22 2007
トラ吉さんからトラブル報告を頂きましたので、コメントを引用しつつ、キャプチャと茶々入れながら検証報告を。


>うちのMacは、チェック入れなくても
>すべてのドライブ表示されていますが、
>Mac再起動すると起動ディスク以外に設定していたのに、
>起動ディスクになってしまいます。

環境設定の「プラグイン・仮想記憶ディスク」で仮想記憶ディスクの設定を変更できるようになってます。まれに起動ディスク以外のハードディスクが表示されないトラブルがあって、「このボリューム上の所有権を無視する」にチェックをいれると表示されるようになります。
【参考過去記事】起動ディスク以外の仮想記憶ディスク設定
トラ吉さんの場合、そのチェックを入れなくてもハードディスクは表示されるんだけど、設定が「起動ディスク」に戻ってしまう、ということなんです。


>イラレ10で起動ディスク以外に設定していて
Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
起動ディスクは「Mac OS X 10.4」なので「Macintosh HDD」を選択しました。

>Mac再起動でイラレ10起動、きっと起動ディスクになっています。
Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
Macを再起動させて、Illustrator 10を立ち上げて確認。なってますなってます!

>でもここで環境設定を開いて確認してはいけません。
>いったん環境設定のところを開いて(当然起動ディスクになってます。)
>何もせず閉じ、もう一度開くと起動ディスク以外に??

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
改めてMacを再起動。Illustrator 10を立ち上げて、環境設定(コマンド+K)を開いて、なにもせずにウインドウをとじました。そして再度環境設定を開いて確認してみると、戻ってます戻ってます! 以前設定した「Macintosh HDD」にちゃんと戻ってます。


>話は、戻ります。
本題ですね。

>イラレ10で起動ディスク以外に設定していてMac再起動でイラレ10起動
>きっと起動ディスクになっています。

はいはい。さきほども確認しました。

>でもここで環境設定を開いて確認してはいけません。
>新規ファイルに何でも良いのでオブジェクトでも文字でも書いてコピーして、

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
またまたMacを再起動。Illustrator 10を立ち上げて、新規で書類を作成。オブジェクトやら文字やら作成。適当すぎてごめんなさい。それらを選択してコピー実行。

>イラレ10を終了してください。
>きっとエラーが起こります。
>『Adobe PDFファイル形式に問題があります。
>There was a Macintosh system error (-37)』

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
『Adobe PDFファイル形式に問題があります。There was a Macintosh system error (-37).』
ど~ん!(1)

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
『Adobe PDF ファイル形式に問題があります。ファイルが破損している可能性があります。』
ど~ん!(2)

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
『アプリケーション "Illustrator" は予期しない理由で終了しました。』
ど~ん!(3)

エラー3連発でした。トラ吉さんの書かれてた現象確認できました。


ということで、PDFに関係したエラーメッセージであること。コピーした後に発生するということ。この2つから推測するに、もろに怪しい設定が思い浮かびました。
Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
環境設定の「ファイル・クリップボード...」の「クリップボード」にある「PDF」。ここのチェックを外して再実験。

Illustrator 10でAdobe PDFファイル形式に問題がありますエラー
再びオブジェクト作成。適当すぎてごめん。
オブジェクトを選択して、コピー。Illustrator 10を終了させてみます。
おおっ! 正常に終了しました。

ということで、PDFのチェックを外せばよさそうです。


>イラレが悪いのMacが悪いのどっち?
イラレっぽい気がしますが、Macのような気がします。曖昧…。

>仮想記憶ディスクをもともと起動ディスクにしておくと大丈夫なんですけど
>チラ見してもう一度よく見るとちゃんとなるってねぇ~どうなんだろ

不思議ですよねぇ。よくワカリマセン。ただ、仮想記憶ディスクの設定がらみのトラブルが他でもみられたので、「起動ディスク」にしておくのが一番無難かもしれませんです。

(Thanks トラ吉さん!)

起動ディスク以外の仮想記憶ディスク設定

Adobe CS2【完了】
05 /22 2007
Illustrator、Photoshopでは、「環境設定」で「仮想記憶ディスク」の設定ができるようになってます。ここに読み書き速度の速いディスクを割り当てておけば、処理速度も向上するという設定です。いまいち体感でわかんないんですけどね。


設定はこんな感じで複数ハードディスクを割り当てられます。
仮想記憶ディスク設定
これはIllustratorのものですが、Photoshopでは4つも割り当てられます。

環境によって、ここに起動ディスク以外のディスクが表示されないことがあるようで、そんな時の対処法を。
方法はいたって簡単。表示されないディスクを選択して「情報を見る」します。そして、「このボリューム上の所有権を無視する」にチェックを入れるだけ。再起動が必要だったかどうかうろ覚えなんですが、これでおそらく治ると思われます。

ハードディスクを増設している場合、起動ディスク以外のハードディスクのアクセス権って無視することができるんです。
起動ディスクの情報を見ると、
仮想記憶ディスク設定
こんな設定なんですが、
起動ディスク以外のハードディスクには、
仮想記憶ディスク設定
こんな感じで、「このボリューム上の所有権を無視する」という項目が表れます。

OS Xになってから、アクセス権云々のトラブルがちらほら出てきてますね。今回のもアクセス権がらみのトラブルです。OS X使ってるのに、アクセス権についてあまりよく分かってないので原因は分からないんだけど、ここにチェック入れればOKみたいです。
(Thanks DERA)

Photoshop CSでプログラムエラー解決編

Adobe CS以前【完了】
05 /22 2007
以前、アクセス権によってPhotoshopで保存できないトラブル事例を報告しました。

▼【過去記事】Photoshop CSで保存時にプログラムエラー
▼【過去記事】Illustrator CSでプログラムエラーは起こるか?

Photoshop CSで編集した後に、「さぁ、保存! そしてちょっとブレイク!」って時に発生してたプログラムエラー。作業終えて休むつもりが、同じことをもう一度…なはめになる恐ろしいエラーです。
アクセス権を全て「読み/書き」に変更すればプログラムエラーが起こらずに保存できるという検証結果を過去記事ではご紹介してました。

加えて、いつの頃からか、Photoshop CS2でも同様のエラーがでるように。
Photoshop CS プログラムエラー
ど~ん。
これは他に原因があるんだろうなと思ってました。思ってはいたものの、原因が分からずじまいでした。

Photoshop CS2では初めの実験ではエラーがでませんでした。ところが、ある時からエラーがでるように。同じくPhotoshop CSの方もいつからかそんなエラーが出るようになったんです。そのあたりにやった操作が怪しいのは分かるんですが…。


もしかしたら「起動ディスク」の設定?などとある時ふと思いつきまして、試したところホントにそれが原因だったようです。

変更したのは環境設定の「仮想記憶ディスク」の項目
Photoshop CS プログラムエラー
「起動ディスク」のみにしてます。そうすると、今まではエラーが出て保存できなかったアクセス権でも保存できるようになりました。

今までエラーが出て保存できなかったアクセス権。
Photoshop CS プログラムエラー


何のエラーもなく保存できて、こんなアクセス権に。
Photoshop CS プログラムエラー
wheelってどんなグループ?

ということで、同様のエラーで困ってる方は、仮想記憶ディスクの設定を「起動ディスク」のみにしておくのがオススメです。

Illustrator CSでのテキストの回り込み

Adobe CS以前【完了】
05 /20 2007
Illustrator CSからテキストエンジンが大幅に強化されて、InDesignにかなり近い仕様になってます。10では不完全だったOTFへの完全対応。段落スタイル、文字スタイルの追加で組版もぐっと楽になりました。

そんな大きな変化の片隅でちょっと小さな改良を発見です。それは「テキストの回り込み」です。気付いたのがCS2だったので、CS2からの改善点かと思ったんですが、試してみたところCSから変更されてたみたいです。

まず、10以前ではどうだったかという復習です。
回り込み対象オブジェクトと、テキストの両方を選択します。
Illustrator CS テキストの回り込み


「文字」→「回り込み」→「作成」を実行。
Illustrator CS テキストの回り込み


実行すると、
Illustrator CS テキストの回り込み
ん? 変化無いじゃん。
あわてない、あわてない。

Illustratorでのテキストの回り込みは、テキストとオブジェクトの上下関係で決まります。
回り込み対象オブジェクトがテキストより上にあるときに、回り込みが適用されます。
先ほどの上の例ではテキストが上にあるので回り込みが適用されなかったんです。
そこで、オブジェクトを上(テキストを下)に持ってくると、
Illustrator CS テキストの回り込み
とこのように回り込みます。
InDesignのように回り込みを無視するという気の利いた設定項目はありません。あくまで上下関係で決まります。


さて、こっからがIllustrator CSからのテキストの回り込み検証です。
Illustrator 10と比べて、どう変わったかというと、回り込み対象オブジェクトだけを選択します。テキストは選択不要です。
Illustrator CS テキストの回り込み


「オブジェクト」→「テキストの回り込み」→「作成」
Illustrator CS テキストの回り込み
実行します。

四角形オブジェクトの外側に四角い枠が追加されます。
Illustrator CS テキストの回り込み


Illustrator CSでも、オブジェクトとテキストの上下関係でテキストが回り込むかどうかが決まることは10と同様です。そこでオブジェクトを上(テキストを下)に持ってきます。
Illustrator CS テキストの回り込み
ハイ、こんな感じでテキストが回り込みました。オブジェクトの外にできた枠にそってテキストが回り込んでます。
実はその外枠、「オブジェクト」→「テキストの回り込み」→「テキスト回り込みオプション...」の「オフセット」で設定することができます。そのオフセット値を変更することによって、回り込む範囲を変えることができるというわけです。設定はマイナス値もOKみたいです。

そして、オプション項目に「回り込みを反転」というチェックボックスがあります。よく分かんないので、とりあえず適用してみます。
Illustrator CS テキストの回り込み
ハイ、こんな感じ(分かりやすいようにオブジェクトは線なし、塗りなしにしてます)。回り込み対象オブジェクトの内側に文章が入ってきてます。

回り込み対象オブジェクトの内側に入ってきてるのはわかるんですが、実際どういう範囲で入り込んでくるのかいまいち掴めなかったので、その範囲を黄色く塗ってみました。
Illustrator CS テキストの回り込み
どうやら、回り込み対象オブジェクトと、テキストエリアが重なってる部分にテキストが流れていくみたいです。その際、回り込み対象オブジェクトに設定したオフセット値を含んだ範囲で流れ込んでいくようです。

Illustrator CS2で中国語

Adobe CS2【完了】
05 /20 2007
たしか、Mac OS 9の頃から、それまで別売りだったLanguage Kitが同梱されるようになりました。Language Kitとは多言語を扱うための機能拡張キット。標準では扱えなかった中国語、韓国語、アラビア語などを扱えるようになります。表示だけでなく、フォント、IMまでインストールされるので、入力まで可能になります。

そしてOS Xでは普通にインストールすれば、各言語環境がこっそりと入ります。「システム環境設定」の「言語環境」で使いたい言語を最優先(一番上)にもってきてログインし直せば、Finderのメニューからエラーメッセージまでその言語で表示されます。


さてさて、OS Xという土台は多言語環境を実現している一方、Illustratorはどうだろう?というのが今回の検証。
結論から言いますと、すっげ~簡単。
「システム環境設定」で使いたい言語を選択するだけで準備は完了。あとはIMを切り替えて、その国のフォントを選択して入力するだけです。

試しにやってみたのは中国語。

まずは「システム環境設定」を開いて、「言語環境」を選びます。ウインドウ上部のタブを「入力メニュー」に切り替えます。
Illustrator CS2で中国語
※クリックすると拡大表示
たくさんの国が国旗と共に表示されます。使いたい言語にチェックを入れれば、準備完了です。簡体字中国語である「Simplified Chinese」を選択しました。

チェックを入れると、メニューバーのIMの項目に「Simplefied Chinese」が追加されます。
Illustrator CS2で中国語
その中から「ITABC(ABC標準)」を選択。
他の「Wubi Xing(五筆型)」とか「Wubi Hua(五筆画)」とかは、実はよく分かってません。「ITABC」というのがpinyin(ピンイン)で入力可能なモードだったようで、それでやってみました。

Illustrator CS2を立ち上げて、フォントを選択します。
Illustrator CS2で中国語
ん~。いつインストールしたのか全然おぼえのないフォントばかりです。
この中から「Adobe 宋体 Std L」を選択。Adobeってついてるから、Adobe CSとかインストールしたときに入ったのかな。あと他のはDynafontの付属のものかなぁ。
にしてもオープンタイプの流れはワールドワイドなんだな、と実感でした。繁体字中国語も韓国語もオープンタイプフォントが入ってたのはちょっとビックリ。

フォントを選択したら入力です。「nihao」と入力してスペースで変換。
Illustrator CS2で中国語
続けて「shijie」と入力。

スペースキーを押すと変換候補がでます。
Illustrator CS2で中国語
候補の中から「世界」を選択。
一応お約束の「Hello World」の中国語版です。変換操作はことえりと同じような感じでできました。

ということで、あまりにも簡単にできてしまって、いささか拍子抜け。
必要なものは、その言語の入力知識とフォントだけです。

IllustratorとInDesignの線描画の違い

Adobe CS2【完了】
05 /19 2007
IllustratorとInDesignでは四角形を作成したとき、その出来が微妙に違うんです。
ホントにびみょ~に。
どう違うかというと、Illustratorではドラッグした範囲と同じ大きさの「パス」ができます。
InDesignではドラッグして四角形を作成すると、「線幅を含んだ」大きさの四角形ができます。…って、言葉で書いても分かりにくいのでキャプチャとあわせて説明していきます。

まずはIllustratorから。
ガイドラインにそってドラッグ四角形を作成してみます。
IllustratorとInDesignの線描画の違い
ドラッグして作成したとおり、ガイドラインに沿って、「パス」ができているのが分かります。ただ、線幅指定をしているとドラッグした範囲より大きい四角形ができます。


つぎにInDesign。
InDesignでガイドをひいて、そのガイドに合わせるようにドラッグで四角形を描きます。
IllustratorとInDesignの線描画の違い
すると、こんな感じになります(分かりやすいように線幅を太くして四角形作成)。
InDesignでは、ドラッグした範囲と同じ大きさの四角形が作成されます。線幅を含む大きさであることに着目です。
上のキャプチャを見ると、四角形オブジェクトの実際のパスは緑線の中央にある灰色の線。線幅が5mmに設定されているので、上下左右2.5mmずつ内側にある灰色の線ということになります。つまり、ドラッグして描いた大きさと、オブジェクトの「パス」の大きさが違っているんです。だから、ガイドラインにきっちり沿って四角形を作成したつもりでも、線幅を変更するとガイドラインとずれるわけです。

試しに線幅を1mmにすると、
IllustratorとInDesignの線描画の違い
こうなります。オブジェクトのパスがガイドライン上にないためずれてます。

Illustratorに慣れてるせいか、InDesignの挙動は予想外って感じますが、どっちが正解という問題じゃないんでしょうね。ただ、どちらが好きかときかれたらIllustratorです。特にCS2からはパスの内側や外側に線を移動できる「線の位置」という項目が追加されてます。四角形を描いて、線の位置を「線を内側に揃える」にしておけば、線幅を変更してもパスから線がはみ出さない四角形ができます。

線の位置はInDesignにもあります。上のキャプチャの設定を「線を内側に揃える」に変えてみると
IllustratorとInDesignの線描画の違い
四角形のパスが内側にあったことが、よりはっきり分かります。いっそ、この状態をデフォルトにしてくれてたらよかったのにな。そしたら、ドラッグした範囲と同じ大きさのパスができるわけだし、線幅を変えてもガイドラインからはみ出さないし。

たぶん、おそらくなんですが、InDesignがこうなのはページレイアウトソフトだからかな、と思います。InDesignのバウンディングボックス(InDesignでもそう呼ぶのかわかりません)が線幅を含んだ四角形全体を覆っているのに対し、Illustratorでは線幅に関係なくパス上に出現します。四角形の大きさを変更するときには、InDesignだとガイドラインにキッチリ揃うわけで、そういう仕様っていうのがページレイアウトソフトとしては便利だな、とか思うわけです。

Illustrator CS2で「線の位置」が変更可能に

Adobe CS2【完了】
05 /19 2007
Illustrator CS2で待ち望んでいた機能が追加されていました。

それは線パレットに追加されている「アレ」です。ちょっと説明しづらいんですよ。要らないといえば要らない「アレ」なんですが、InDesignにはあった機能でずっと切望してました。小さな改良だったかもしれないけど、自分にとってはものすごくうれしい「アレ」をご紹介します。

線パレット中にこんな3つのボタンが追加されました。
「線の位置」という項目です。
Illustrator CS2 線の位置
左から順番に「線を中央に揃える」「線を内側に揃える」「線を外側に揃える」です。

うまく言葉で説明する技量がないので、キャプチャしたものと一緒に説明します。

まずは「線を中央に揃える」
Illustrator CS2 線の位置
いわゆるデフォルトであり、以前のIllustrator同様に線が適用されます。描いたオブジェクトのパスを中心に、指定した線幅が適用されます。


次に、上のオブジェクトに「線を内側に揃える」を適用してみます。
Illustrator CS2 線の位置
すると、パスの内側に線ができます。見たまんまです。


そして「線を外側に揃える」
Illustrator CS2 線の位置
パスの外側に線ができます。これも、見たまんまです。
説明しなくても、こうやって見ていただければ分かるですね、ハイ。

一緒にアピアランスパレットをキャプチャしてますが、線の項目が「10pt 内側」「10pt 外側」と変化してるのが分かるかと思います。

この機能、グリッドに添って整然と配置したオブジェクトに線を適用しても、「線を内側に揃える」にしておけば、線幅が異なっていてもグリッドからはみ出さずに、きちんと整列を維持してオブジェクトを並べることができます。便利だなぁ。うれしいなぁ。

ひとつ残念だったのが、オープンパスや文字には適用されなかったこと。オープンパスに適用されないのは当たり前としても、文字に適用できたら応用の幅が広がるだけにちょっと残念。

ぴよ

マック用アプリケーションの体験記がメインなブログでした。
思いつくままに書いてますので、カテゴリーでたどっていっていただくと、いいかもです。
このブログの更新は、多忙という名の言い訳に負けて、メンテナンスモード中です。