電源の中にあるPFCって何?
パソコンの仕組みPFC回路というものがあって、それが使われていると、何かがすごい効率的になって、とってもいいよ…な感じですごそうな気配。
気になったので調べてみました。
PFCとっていうのは、「Power Factor Correction」の略。和訳すると「力率改善」。
意味は全く分からないけど、力率という言葉の響からは、電源全体の効率をすっごく上げてくれそうな感じします。
調べてみると、電気代が安くなるとか、安定した電力を供給できるためパソコンが安定するなどとあります。
その一方では、大して変わらないよ…的なこともあったりで、事の真偽はサッパリ分からないんですが、信頼の置けそうな感じがしたものをピックアップ。
【リンク】電源の内部では何が起こっている?[DOS/V POWER REPORT]
時々読んでるDOS/V POWER REPORTのネット上の記事です。電源の仕組みを写真付きで説明してくれてます。さすが、DOS/V POWER REPORTです。
PFC回路の文章を引用します。
脈流をそのまま整流すると入力側から見て電流の流れる時間が小さくなり、大量の電流が流れて力率が低下する。これを抑えるために信号を細切れにして一度に流れる電流を抑制する回路を入れ対策している。これがPFC回路だ。PFC対応電源は100V/200Vに自動で対応できる
う~ん、全然分からん…とか思いながら記事を読んでたら、PFC回路の有無による違いにふれた箇所がありました。
【リンク】高級電源と低価格電源はココが違う!![DOS/V POWER REPORT]
とのことでした。実際のところ、PFCの有無はユーザーから見れば電源としての基本機能および性能にはあまり影響しない。しかし、総じてPFC回路を搭載している電源は比較的設計が新しく、高級品ということでグレードの高い部品を使っている可能性も高いので選択の目安にはなる
さらに、このページが一番説得力あったのでリンクはっておきます。
【リンク】PFCについて[趣味の吹き溜まり(仮)]
こちらでの結論はこうでした。
ということで、夢のように感じたPFC回路も、やっぱり夢だったというオチです。PFC回路の搭載によるメリット
PFC回路によって当然ながら力率が改善されます。これにより、
高調波の発生を抑制できる
電線に必要以上に太い線を使用しなくて済む
欧州では義務化されているため、PFC回路の搭載で商品を輸出できる
ブレーカーが落ちにくくなる(ピーク電流が小さくなるため) といったメリットが生まれます。
PFC回路の搭載によるデメリット
メリットばかりではありません。表があれば必ず裏があります。
効率が悪くなる
電源での発熱も多くなる
電気代は安くならない
価格が高くなる
力率が大幅に改善されることで、ピーク電流は減るけど、効率が悪くなるので、電気代は安くならないってことみたいです。
PFC回路の最大のメリットは、高調波抑制なんでしょうね。